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2014年 02月 15日

誰もが誰かと一緒に歩けるように…

2月14日(金)、ジュンク堂書店那覇店さんで、「誰もが誰かと一緒にあるけるように」というトークイベントを開催させていただいた。「誰もが誰かと一緒にあるけるように」というのは、昨年末に出版した書籍(冊子という感じの厚さだけれど)のタイトル。

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その書籍の出版記念と、ピンクドット沖縄主催としておこなったレインボーバレンタイン・キャンペーンを合わせたイベントで、このキャンペーンのために製作したオリジナルパッケージのチロルチョコも配布。

正直、トークをおこなった会場で聞いていた人はかなり少なかった。けれど、いい雰囲気で開催できたし、チョコを配ったスタッフによると、何度も前を行き来する人や、さりがなく遠くで聞いてる様子の人たちがけっこういたという。その様子を見ていたスタッフは、トークイベント終了後、「だから…ピンクドット、やりましょう!!!」と力づよく言った。

「いや、もうやることになってるから!」と冗談めかして返答しつつも、そのスタッフが言いたいことは良くわかっていた。

僕も、2000年に東京レズビアン&ゲイパレードを発案者&実行委員長として開催したときに、沿道でパレードに背を向けて、たまたまいたかのようなふりをしながら座っている人が、涙をぬぐっている姿や、昨年、やはりジュンク堂書店那覇店さんでトークをやったときに、遠くの書棚の陰に立ち続けて、じっと観続けていた人の表情を忘れることができない。

こういう時に、少しずつでも色んな人に僕たちの声や思いが届いていけばいいな、と改めて思う。そして、沖縄に来て活動を始めて、それができていると感じてもいる。


トークは、パートナーとの初共演トーク(?)があったり、あまりそういう場で話し慣れていない共同代表にも出てもらったりで、どうなるかなぁ…と心配していたけれど、どちらもバレンタインデーらしく和やかで温かいものとなった(と思う)。

打ち合わせもなかったけれど、スムーズに僕の質問に答えてくださったお二人に感謝。去年は、拡大ミーティングでの挨拶もままならなかった共同代表の宮城がしっかりと話せるようになっている姿に感動もした。

そして、今日のトーク、ジュンク堂書店那覇店さんは、熱意をもって関わってくださった。プリントアウトしたポスターで会場を飾ってくれたり、プロジェクターが見えやすいようにと天井の蛍光灯も一部外してくれたり、ととても丁寧な準備。

先方は当たり前と思ってやっていることかもしれないけれど、それは僕たちをとても力づけてくれた。mた、きっと大書店がこのように同性カップルに関するイベントを一緒につくりあげてくれる姿勢は、社会を変えて行く力の一つとなるだろう。

また、昨年の5月と6月、ピンクドット前のトークをおこなったときと同じ店員さんが担当者として司会をしてくださったのだが、その頃は少し頼りなげな印象だったが、とてもしっかりとした雰囲気になっていて、その時よりも、話もよりスムーズに上手になっていて、なんだかこちらまでうれしくなった。

というわけで、そんな、感謝の思いや感動やうれしい思いが満ちたバレンタインデーとなった。ありがたい。


あ、16日(日)は午後5時〜9時までGRADiでピンクドット沖縄のキックオフイベントがあります。参加費2000円ですが、もし関心のある方は、gradi★me.comまでご連絡ください(★を@に変えて)。

by hideki_sunagawa | 2014-02-15 02:19 | LGBT/gender


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