2011年 12月 09日
昨日、12月8日は真珠湾攻撃の日だった。このとき攻撃隊長だった淵田美津雄氏が、その後、キリスト教徒となったことは、ほとんど知られてない。彼の著書から抜粋、編集された文章がネット上に掲載されている(「淵田美津雄(ふちだ・みつお) 元真珠湾攻撃隊長の証し」)。 初めて読んだとき、彼がこうして悔恨していたことを、もっと多くの人が知るべきではないかと思った。彼は冒頭にこう書いている。 ------ いま私の胸に去来することは、私は祖国日本を愛し、火のような敵愾心(てきがいしん)を抱いて戦ってきたが、それはいわれなき憎悪(ぞうお)ではなかったか。 祖国愛と見たなかに偏狭にして独善なものがなかったか。人類を、そして世界を理解することを忘れていたのではなかったのか。 ------ その後に出て来るエピソードなど、全体として、キリスト教徒としての信仰が前面に出ているので、違和感を感じる人もいるかもしれないけれど、真珠湾攻撃隊長が、このように考えるようになったことはもっと多くの人が知ってもいいのではないか、と思う。
by hideki_sunagawa
| 2011-12-09 06:10
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