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2015年 12月 30日

2015年振り返り(3) 出会いあれこれ

後で確認してみたら、昨日の(2)は、ピンクドット終了後に書いた内容とほぼ同じだった…がーん。記憶力の低下がすさまじい。

さて、2015年最後の振り返りは、いろいろな人との出会いをめぐって。今年は、県外へ講演でうかがうことが何度かあり、人との結びつきを感じる年でした。


7月の筑波大学での講演や11月の広島大学での講演では、LGBTQのサークルの学生と話す機会があったことが嬉しかった。最初は、「僕はだいぶ歳も離れているし、つながり感は持てないだろなぁ」と思っていたのだけれど、実際に学生と話してみると、言葉にするのは難しいけれど、なにかが通じ合ったような、温かい交流ができた感触が残りました。

(筑波大での講演のときのポスター。学生がつくってくれたらしい。)
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とりあえず、ゲイであることをオープンにして活動や研究をしながらも、この歳まで生きてこられた人間がいることは励みになるのかもしれない(「活動家人生」は勧めないけど)。その後、やりとりが続いているわけではないけれど、僕にとっては、出会った学生たちのことは胸に残っている。また会いたいな。


神戸での講演「LGBT活動から学ぶ社会の動かし方」を企画してくれた、「生きがいしごとサポートセンター神戸西 NEXT」の小嶋新さんと大川妙子さんとの出会いからも大きな刺激を受けました。全然違う分野で活動している人とつながることの大事さを痛感した講演でした。

(左:小嶋さん&右:大川さん)
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12月には、「熊本LGBT文化祭」を訪問。実行委員の方々ともお会いしました。実行委員長のこうぞうさんとはその後も沖縄で再会。これからもつながり続けたい仲間です。

(こうぞうさんと)
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…と、心に残った出会いをあれこれ書こうと思ったけれど、ここにきて際限ないことに気づいてしまった(笑)。振り返り(2)で書いた、青年会議所の方々との出会いも印象的だったし、(1)で触れた出版記念トークに来てくれた学生さんたちとも良い交流ができました。

また、新たに活動を支えてくれる人との出会いも。

実は、これらの出会いに刺激を受けて、今後、もっとあちこちに出向いたり、いろいろな人と出会ったり、つながったりしていきたいなぁ、と強く思うようになりました。そして、あるきっかけがあり、来年度からその方向性で動くことになりそうな気配です。

とても大きな生活の変化となりますが、この報告は、年が明けてあらためて。

ということで、今年も大変お世話になりました。来年もよろしくお願いします。どうぞ良い年をお迎えください!
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by hideki_sunagawa | 2015-12-30 23:05 | Diary
2015年 12月 29日

2015年振り返り(2) ピンクドット沖縄2015

今年で3回目となったピンクドット沖縄では、大きな出来事がありました。それは、

レインボーなは宣言!

城間幹子那覇市長が自ら宣言文を読み上げて、最後の記念撮影にも参加してくださいました。

(宣言文を読み上げる市長)

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ときどき激しい雨に見舞われましたが、忍耐強く残ってくださった皆様で、最後の記念撮影。2014年に宗教団体の強い反対で中止になった、ピンクドットペナンのためのバナーも掲げつつ。

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このときのピンクドット沖縄は、宣言が出たということで、NHKおきなわを除く各テレビ局のニュース番組で紹介されました。もちろん、新聞でも大きく。


(翌日の琉球新報の一面)

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(後日の沖縄タイムスの特集記事)

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今回は、企業からの支援も増えました。また、一回目から支援くださっているホテルパームロイヤルNAHA様は、会場に隣接した同ホテルに長ーいレインボーフラッグを掲げてくださいました。美しかった!

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その後、同ホテル代表取締役総支配人の高倉直久様と那覇青年会議所でお話する機会をいただきました。

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沖縄では、様々な領域でLGBTへの関心が高まっていますが、この動きをつくったのは、ピンクドット沖縄だと自負しています!那覇市は、その後、同性間のパートナーシップに関する証明書の発行の検討を発表。また一つ進みそうです(年明けにもなんらかの発表があるかも?)。


しかし、こんなに沖縄の社会に大きな影響を与えているピンクドットですが、毎年経済状況は非常に厳しく(ちなみに公的機関からの経済的支援は一切ないです)、やるかやらないか悩むところ。来年はどうなる(どうする)かなぁ…
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by hideki_sunagawa | 2015-12-29 20:48 | Diary
2015年 12月 29日

2015年振り返り(1) 『新宿二丁目の文化人類学』出版

ツイッター(@H_Sunagawa)やフェイスブックにはちょくちょくポストしているけれど、そのぶんブログはすっかりさぼるように。

しかも、新しいサイトへ移行しようと構築しながら、なかなか進まず…。新しいサイトオープンは、来年の課題にするとして、ここで自分にとって2015年がどういう年だったかの振り返りを、三回にわけて。



まず、今回は、今年一番僕にとって大きかったこれ ↓



『新宿二丁目の文化人類学』出版

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2008年に提出した博士論文を『新宿二丁目の文化人類学』として出版することができました。これは、クラウドファンディングが成立したことで実現したものです。あらためて、ご協力くださった皆様に感謝です。そして、出版後、多くのマスメディアに書評を掲載いただきました。


星野智幸さん(朝日新聞)

繊細で血のかよった画期的な民族誌を実現できたのは、今を作り上げてきた無名のパイオニアたちを記録に残しておきたいという情熱だろう。都市論としても優れた本書の魅力は尽きない。」 → 全文


北原みのりさん(共同通信配信)

「読み進めるうちに気がつく。「二丁目」の物語は、誰にとても異文化ではない。普遍的な闘いの歴史、個人の切実な性と生のありようなのだと。」


若松英輔さん(讀賣新聞)

「現代は人間関係がどこまでも広がろうとする時代だ。だが筆者はこの本で、深まりの重要性を示唆している。」


難波功士さん(日本経済新聞)

コミュニティの内部に深く入り込み、すくいとられた人々の声。細やかな観察と豊富なデータは、フィールドワーカーとしてだけではなく、客およびスタッフとして二丁目で多くの時間を過ごし、東京レズビアン&ゲイパレードの実行委員長を務めるなど、深くこの地にコミットし続けてきた著者ならではのものと言える。」


印南敦史さん(Newsweek 日本版)

ゲイ・コミュニティに縁のない人にもわかりやすく、しかも歴史や社会状況などを交えて"文化人類学的な観点から"解説されているため、読者はゲイに対する偏見を打ち消しながら、陽の当たりにくい世界の実情を垣間見ることができるだろう。」 →
全文


福博充さん(週刊読書人)

「こうした生きたことばを冷静な文体を以ってアカデミックな文脈に落とし込みつつも、そのことばの持つ強さを殺すことなく織り込むには、よほどの技量とセンスが要求されると思うが、著者はそれを適切に配置し、その強さを自らの論述に援用している。」



こうして、多くの方々の書評のおかげもあり、一時期、Amazonの「文化人類学」の分類で1位になったりもしました。そして、2ヶ月あまりで増刷となりました! まだまだ多くの人に読んでいただきたい本です。まだな方は、ぜひ手にとってください。


<1位になったとき!>
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ウェブマガジンの「シノドス」には、この本について自分で書いた文章も掲載いただいています → 「異性愛中心社会とゲイ・コミュニティ―東京レインボー祭りが照らし出すもの」 。また、TBSラジオ「荻上チキのSession-22」に出たときの様子がこちらにあります → YouTube

そして、この出版を記念して、東京でイベントを開催しました。

<シューレ大学でのパーティ:上はシューレ大学スタッフの朝倉景樹さんと、下はアーティストの張由紀夫=メロディアスさんと>

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↑お腹の肉付きがひどい…(汗) そしてなぜか、手振りが大きい。


<新宿二丁目のバー「九州男」でのトーク:上は、NPO法人東京レインボープライド共同代表の杉山文野さんと、下は造形作家の大塚隆史さんと)

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また、沖縄でも出版記念&活動家歴25周年パーティーを。様々な分野の皆さんが来てくださり、とても暖かい雰囲気の良い会となりました。

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また、この出版をきっかけにいくつか文章を書く機会をいただきました。現代思想には、「多様な支配、多様な抵抗」を。同文は、なんと韓国語に翻訳され韓国語の雑誌でも紹介されました!うれしい。

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朝日新聞の書評欄「ニュースの本棚」にも文章を寄せる機会をいただきました。ありがたや。→ 「同性婚


この出版をきっかけに、最近活動にばかりエネルギーを注いで、サボり気味だった研究者としての自分に磨きをかけたいなぁ、と思いました。来年は、研究を深めながら、新しい本の執筆にもとりかかりたいと思っています!
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by hideki_sunagawa | 2015-12-29 00:23 | Diary