<   2013年 04月 ( 2 )   > この月の画像一覧


2013年 04月 20日

東京滞在記(2013.4.15-19)

沖縄に戻ってから丸二年、一年ぶりの東京だった。

4泊5日と長めの滞在だったが、ピンクドット沖縄の挨拶のためにいくつかのバーをまわり、関連イベントのオーガナイザーと打ち合わせをし、ゴールデンウィークから始める予定のカフェ用の什器を物色し…と、結局ばたばたしているうちに過ぎた。お会いしたい人はたくさんいたけれど、皆に声をかけられないままになってしまったのが心残り。

今回の東京滞在は、僕<が>つながりたい続けたい人たち、僕<と>つながり続けたいとと思ってくれている人たちが誰なのか、ということを考えさせられるものだった(もちろん、会えた人たちだけがそうという意味では決してなく)。

僕を「お帰り」と迎えてくださった方々。そうは口にしなくても、そういう雰囲気で会ってくれた人たち。皆、忙しい日々を過ごしているのに、僕と会うために時間をつくってくれたたり、声をかけたのに時間を空けてくれたり…本当に、感謝するばかり。

そんな中、僕の心を動かした再会の一つは、やはりシューレ大学の人たちとのものだった。行けるかどうかわからなかったので、到着してから連絡をとり、訪問したいと伝えた。急だったので、スタッフの朝倉さんと顔を合わせて、お土産を置いてくるだけのつもりだった。

しかし、学生さんも10人くらい集まってくれて、お話をする時間をもうけてくれた。皆が待っている教室に入ったときには、胸が熱くなった(心の中では、泣いていた)。

そして、GRADiやピンクドット沖縄について紹介しながら、沖縄に住んでから感じていること、考えていることについてお話した。二年前、東京を離れる直前にも同じようにお話をする時間をいただいたが、その後の私…という感じの話となった。

質疑応答も含めての1時間20分ほどだったが、この二年間で感じてきたこと、今感じていることを最も率直に語った時間だったような気がする。シューレ大学は、いつも正直な気持ちを安心して語られる雰囲気をつくってくれる。

東京を離れるときの会でも、核心をつく質問を受けたが、今回も。ここで受ける質問は、いつも僕に自分をしっかり振り返り、今後どうするのか、どうしたいのか考えるきっかけをくれる。

今回のやりとりを通して、僕にはまた一つの目標ができた。その目標を実現するためには、まずは、今やっていることをしっかり軌道に乗せなくてはいけない。そのためにがんばろう、と決心を固めた。

話が終わった後、朝倉さんは、日本国憲法に男女平等の文言を入れるのに尽力したベアテ・シロタ・ゴードンさんの「ふるさと観」を僕に教えてくれた。彼女は、ロシア出身の両親を持ち、オーストリアの国籍を持ち、幼い頃から日本に滞在し、その後米国へ(そして米国籍へ)という背景を持っているが、彼女は、ふるさととは大切な人たちのいる場所のことと語っていたという。

僕は、「沖縄も東京もふるさと」と場所のくくりだけで語っていたけれど、実は、シューレ大学などのように、「おかえりなさい」と言って迎えてくれる場や関係性こそが、ふるさとなのかもしれないなぁ、と思った。







[PR]

by hideki_sunagawa | 2013-04-20 15:02 | Diary
2013年 04月 01日

誰かのためのコーヒーを買うということ

「Suspended Coffee」と呼ばれるコーヒーサービスがあることをで知った。Suspendedというのは、「保留にしておく」という意味だ。

a0137527_10524827.png


フェイスブックのページでの説明には、こうある。

ーーー
Suspended Coffeeとは、イタリアの善意の伝統に基づいたもので、(この方針に参加している)カフェで前もって買うことで、誰かそれを買えない人のために暖かいコーヒーを提供することができます。

<Suspended Coffeeって何?>
客が、コーヒーを買うことが難しい人のために、自分のものに追加して注文(&支払い)をしておくことです。

<どのような仕組み?>
例えば、二杯のコーヒーを買います。一つは自分のために、もう一つは、「Supended Coffee」としてとっておかれるもののために。その後、誰かコーヒーを必要とする人が入店して、「Suspended Coffee」がありますか?と求めることが歓迎されるのです。

ーーー

もちろん、貧困の問題は社会全体の仕組みとして解決していかなければ、根本的な解決にならないし、自立支援の活動(東京で言えば「特定非営利活動法人 自立生活サポートセンター・もやい」がやっているような)が重要だし、栄養のあるものを提供する「炊き出し」の方がベターかもしれない。

しかし、こうして、それぞれが誰かのためにと考えられることがとても大切なのだと思う。様々な場面、様々な形で、貧困の問題を自分の関わりのあることとしてとらえて、自分のできることをやれることが重要なのだと思った。


<貧困について考える上で良い本の紹介>










<実はコーヒーには、国際的には不公平な取引の問題が…>


[PR]

by hideki_sunagawa | 2013-04-01 10:59 | labor/poverty