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2009年 12月 31日

今年の振り返り

いよいよ、今年もあと数時間。しかし、今年は年賀状が遅れまくりで、なんと、今頃とりかかっています…なので、送った相手に届くのはだいぶ後になるかと(すみません)。大掃除は、間に合わなかったので、旧暦の大晦日までをめどにしようと思ったり。

そんな中、ふと今年を振り返ってみようかと。ありがちな○大ニュース的に。あくまで僕個人のこととで、かつ、よかったことだけ(悲しいこと、大変なこともいろいろあったのだけど…)。10個挙げようと思ったけど、そんなになかったので5つ、順位はなく。

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▼東京プライドフェスティバルの開催
…僕が代表となり、東京プライドの新体制が本格的に始まったのは2009年が明けてから(2008年の終盤から準備をしていたけど)。そして、5月にビッグイベント「東京プライドフェスティバル」を開催。みなさまのおかげで大成功となりました。

▼「JASE学術研究補助金」対象研究に
ゲイを中心としたエイサーグループの研究で申請した「日本性教育協会(JASE)学術研究補助金」、通りました。これをきっかえに、エイサーの練習に顔を出すようになり、今年の後半から練習もぼちぼち始めています。

▼「学校で教えたい授業」に実行委員として参加
生田武志さんを中心として始まった「学校で教えたい授業」に参加し、他の問題に取り組んでいる方々と知り合うことができました。また、とても勉強になりました。

▼大学の非常勤の授業増える
東大と筑波大での非常勤講師の授業が始まりました。ジェンダーやセクシュアリティに関係する人類学について、より専門的な内容の授業となっています。

▼沖縄研究始める(?)
エイサーの研究を始めたこともあって、また、もともと興味のあった沖縄のことについても、自分の研究の対象として関心を持ち始め、少しずつ勉強しています(まだ、始めたばかりなので、「?」つき)。沖縄研究をされているとても素敵な方々とも知り合え、うれしく思っています。来年出版される沖縄をテーマにした本にもコラムを書かせていただきました。

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「今年はあまり新しいことがなかったなぁ」と感じてたけど、こうしてみると、そうでもないかな。広がりがあった年でした。それだけみなさまにもお世話になりました。本当に、ありがとうございました。

来年はどんな年になるかなぁ。8月に東京プライドパレードがあるので、それに向けてがんばりつつも、それだけに時間とエネルギーをとられないように気をつけようと思います。

一年後も無事に一年を振り返ることができますように。
そして、みなさまにとって幸多き一年でありますように。
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by hideki_sunagawa | 2009-12-31 22:25 | Diary
2009年 12月 29日

表現すること

昨日は43歳の誕生日でした。でも、先週から沖縄へ行っていて、昨日(つまり誕生日に)帰京したこともあり、特に誕生日らしい(?)過ごし方もなく。沖縄で誕生日を迎えたのは、それこそ20年ぶりくらいじゃないかなぁ。最近は、沖縄へのUターンも検討しつつ、帰省回数を増やしています。でも、やっぱり難しいことも多々あり…まぁ、時間かけて考えます。

今回の滞在中、沖縄県立博物館で開催されていた「沖縄慰霊文学祭~現代詩歌が綴る記憶~」に足を運びました。平和をテーマにした現代日本詩歌(俳句、短歌、川柳)と、それに合わせた写真がパネルになって展示されていました。

誰もいない静かな展示場でそれらを読みつつ、言葉の力について考えていました。僕自身は、絵を描いたり、音楽をつくったり奏でたりしないので、そういう表現方法を持つ人っていいなぁと思うけど、自分は文章で表現していけばいいのかも、と。

もちろん、研究を文章にする論文は、僕にとって重要な表現方法。最近は、あまり論文も書いていなし、博論も本にしていないので、来年は必ずや。そして、それと違う表現も考えたいなぁと思ったり。

そんなわけで、これからも自分のできることを探りつつ邁進しますので、どうぞよろしくお願いします。
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by hideki_sunagawa | 2009-12-29 13:32 | Diary
2009年 12月 20日

プロフェッショナルであるということ

最初に行ったきり、ずっと足を運んでいなかった「TOKYO FM  × Living Together ポエトリー・リーディング〜Think About AIDS」の公開録音に足を運んだ。

色々な分野で活躍する人が、HIV陽性者の手記を読み、感想を述べたり、パフォーマンスをしたり…というイベント。今回のゲストは、清水ミチコ、高橋源一郎、河口恭吾、松下由樹、茂木健一郎、Fried Pride。

いずれも、一線で活躍している人だなぁと思わせるものがあった。清水ミチコさんの、まじめな話と軽妙なパフォーマンスの織り交ぜ方、盛り上げる腕はさすがだなぁと思った(アンコールで歌った、芸能界における薬物事件を茶化した歌は、いただけなかったけど)。

高橋源一郎さんは、言葉を紡ぐことを仕事にしている人としての力を感じた。ゆっくり淡々と話しているのに、飽きることなく聞き入らせる語り。盛り上がった清水さんのパフォーマンスの後でも、ちゃんと自分の世界をつくり出していた。

茂木健一郎さん。「普通という価値観によって追いやられるマイノリティのことについて、力強く語っていた。自分のことを受け入れること、自分と違う他人のことを受け入れること、その大切さを力説。

茂木さんは、コンピューター開発に大きな貢献をしたイギリスの天才数学者アラン・チューリングのことを取り上げ、彼が同性愛を理由に有罪判決を受け、同性愛の「治療」(もちろん「治療」できるわけないのだけれど)を施されることで、精神的に病み自殺した話を語った。また、オスカーワイルドの投獄にも触れ、「普通」を押し付ける社会を批判した。

ほかのパフォーマーのような「エンターテイメント」性はなかったけれど、しっかり聴衆を意識して話す内容を準備してきたこと、自分が伝えたいメッセージをまっすぐに聴衆に向ける態度に心打たれた。

このイベントの第一回目に出たときは、「全然、『ゲイ』という言葉が出ないじゃん。読まれる手記はゲイのものがほとんどなのに」と不満だったけど、そこから始めつつ、ここまでゲイについて語られるイベントに育て上げた関係者はすごいなぁ、と感心した。

最近、授業や講演で話をすることに消耗感を感じていたのけれど(定期的にそうなりがち)、言葉で伝えることの意味を感じて、もう少し僕もこの仕事を続けて行こうと思わせてくれるイベントだった。
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by hideki_sunagawa | 2009-12-20 00:23 | Diary
2009年 12月 18日

自分の弱さを振り返る夜

得たいと思っていたチャンスを逃した。初めから、非常にレベルの高いコンペティションであることはわかっていたので、落ちても、「しょうがない」と思ってさほどショックは受けないだろうと思っていた。が、いざ落ちてみると、予想以上に凹んだ。期待をかけて、推してくださった先生の期待に応えられなかったことが、なんとも悔しい。

しかし、実は、落ちたという結果そのものに落ち込んだというより、それに向けてベストを尽くせなかったことへの自己嫌悪が、気を沈ませているのだ。

ちょうど、そのコンペティションに向け、自分の論文を見直してブラッシュアップしなければならない時期に、活動に時間とエネルギーを注ぐ結果になり、また、期限が迫っている頃にトラブルが生じたことで、完全に集中力を失って十分に思考できなくなってしまった。

とはいえ、僕自身がもっと頭の切り替えができ、自己コントロールができる人間だったら、そんな中でもやるべきことにきっちりとりかかれたろう。大きなイベントなどが迫ってくると、そのことしか考えられなくなって他のことが手に付かなくなったり、重大な問題が起きると集中力をなくしてしまう自分は、やっぱり弱いなぁと思う。

あの時もっと踏ん張れて、自分のためにがんばれていたなら、同じ結果でも、もう少し違った印象だったかもしれない。まぁ、がんばったらがんばったで別の悔しい思いが残ったのだろうけど…。後々、「自分の人生を『犠牲』にしちゃったなぁ」とは思わないように、自分自身のためにやるべきこともきちんとできるような強さを培っていかなければ。
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by hideki_sunagawa | 2009-12-18 01:56
2009年 12月 13日

雄は不要?

沖縄タイムスのサイトに興味深いニュースが載っていました。そう、ほ乳類も精子がなくても誕生させることはできるのよね。精子だけでは無理だけど。

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寿命1・3倍、体はスリム 雄なしで誕生のマウス

 雄が全く関与せず、2匹の雌の卵子から誕生させたマウスは、通常の精子と卵子の受精を経て生まれたマウスより1・3倍長生きだとの研究を、河野友宏東京農業大教授と川原学佐賀大准教授が12日までにまとめた。

 体重は通常マウスの3分の2しかなく、免疫機能が強い傾向もあった。

 河野教授らは「哺乳類で雌の方が長生きなのは、精子の遺伝情報が寿命にマイナスの影響を与えているためかもしれない」と話す一方「寿命には多様な側面があり、人間にも当てはまるかは分からない」としている。
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by hideki_sunagawa | 2009-12-13 03:07 | LGBT/gender
2009年 12月 12日

Racists in Japan becoming active

English is following...

日本で、人種差別主義・排外主義者たちの活動が活発になっていることを、大メディアは報道しない。夏に開催された、「日本軍慰安婦」の問題を考えるパネル展にも、多くのそのような輩が押し掛け、見に来た人たちに罵声を浴びせていたらしい。頻繁に投げかけられた言葉の一つに、「売春婦」という言葉があったようだ(全く意味不明)。

先日は、京都朝鮮第一初級学校の前で騒乱を起こした。同小学校に子を通わせている保護者からの報告によると、「“スパイの子どもたち!”“朝鮮学校を日本からたたきだせ!”などと人として信じられない暴言を拡声器の爆音をもって騒ぎ立て」た。

当然ながら、「子どもたちはおびえて、中には涙を流すこどもたちもいた」という。また、「当日警察も子どもたちがおびえてるにもかかわらず“自分たちは間に入っている立場”とし、制御しようともしない。スピーカを校門のまん前で校舎に向けて騒いでるにもかかわらず禁止させない。」状況だったようだ。

その様子は、その人種差別主義・排外主義者たち自身が、自分たちの活動を宣伝するための映像で明らかになっている。これを見れば、「正義を体現している」かのような名前をつけているその者たちが、どのようなタイプの人間であるかがよくわかる。

観ると気分が悪くなるし、書き込みを見ると、とても暗い気持ちになるけれど、まずはこの現実を知ることから始めなければならないと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=zU35RlPJfTE&feature=related
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Recently, racists groups in Japan are becoming active
more and more.
They are very offensive against Korean
or Korean Japanese people living in Japan.

The other day, those racists thronged toward
a Korean Elementary School,
intimidating with yelling curses like
"Children of Spies! Go back to Korea!"
"Let's beat them and kick them out!"

A parent reported with anger
that police officers never stopped them.
The group uploaded movies of the action
in order to boast that
and mobilize people into their activities.

It's really disgusting movies,
but we should know what's going on in Japan
(The press never take up this issue).

http://www.youtube.com/watch?v=zU35RlPJfTE&feature=related
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by hideki_sunagawa | 2009-12-12 00:44 | Diary
2009年 12月 05日

iPhone User

身近でiPhoneを購入する人がいる度に(かなり多いのです)、「あら、ここにも流行りもの好きが…ぷぷぷ」と言っていた僕ですが、恥ずかしながら(<笑っていた身として、という意味ね)、昨日からiPhone userとなりました。自分がこれまで使っていた携帯が古い世代のもので、来年2月から使えなくなるので、これを機会に…ということで(ちょっと言い訳っぽい)。

メカニカルなものが好きなタイプでもないし、自分には必要ないかな、と思っていたけれど、最近のビジネス関連の本や雑誌がこぞって、「必要な書類を全部pdf化して入れると便利」とか「情報はクラウド利用すべし」と書いているのを読んで、すっかり洗脳されてしまったのでした。意外と(?)時代に流されるわたし。

ちなみに、「クラウド(化)」って、自分のコンピューターとかにデータを保持する方法ではなくなく、ネット上のサービスを利用して、そこにデータを置いて、どこからでもアクセスできるようにすること、らしい(専門的にはちょっとニュアンスが違うんだろうけど…)。

最近、どんどんこなさなくてはいけないことが増えているし、来年はたぶんさらに忙しくなるので、「こうすれば効率化できるよ」と言われると飛びつきがちなのです。バカバカしいと思いつつ…。しかし、効率化をはかると、仕事に費やす時間が減り自由時間が増える…というのはたいていの場合、幻想なのもわかっている。

新幹線が出来たときに、大阪までの出張にかかる時間が減り楽なると思った人も多かったらしいが、結局は、日帰りしなくちゃいけないことが増え、浮いた時間は別の仕事をすることになったわけで。また、ワープロ(後にコンピューター)が普及したら、書類作成が簡単になって、楽になるかと思われたが、そのぶん、作成しなくちゃいけない書類が膨大になった。何かをこなすスピードがあがっても、仕事時間は減らない(どころか増えている)。

問題なのは、その流れを自分だけ拒否していても、そのような技術が前提になると課せられる分量はやはり増えるということ。まぁ、僕の場合、会社員ではないので、そういうのとちょっと事情が違うけれど(いろんなことをやりすぎなのよねん…)。

ITが発達するにつれ、人間自身が完全にメディア化しているのを実感する。だんだん、自分が言葉や情報の流通点に過ぎない存在になっていくような…。まぁ、もともと人間とはそういう性質を持つものと考えることもできるけど、身体感や人と人との関係性が大きく変わりつつあることは確かだろう。いったい僕たちはどこへ行くのか。
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by hideki_sunagawa | 2009-12-05 14:53 | Diary