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2010年 01月 27日

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a0137527_162426.jpg沖縄の友人から、たんかんをいただいた。たんかんは、「ポンカン」と「スイートオレンジ」の交配でできたもので、今や沖縄の特産品の一つ。

甘くてジューシーで大好き(たんかんの箱に入っているのは、誕生日に、やはり別の沖縄の友人からもらったカピバラ<なんとなく入れてみた)。

別に、贈り物をいただいたからという意味ではないのだけれど、僕はとても友人関係には恵まれている。これまでいろいろな人に支えられてきたし、支えられている。そんな支えがなかったら、今頃どうなっていたかな、と思うことがよくある。

僕はよく、「僕の今のあり方は色々な条件のもとに成り立っているのだから、何かが少し違っていたら、今頃野宿生活していたかもしれないし、刑務所に入っていたかもしれないし、とっくに死んでいたかもしれない…」と思う。

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今日のニュースステーションで、大阪希望館を取り上げていた。大阪希望館のサイトには次のように書かれている…「仕事と住まいを失った人たちにとりあえず緊急に『住まい』と『食』を提供し、再出発の方向と方法を一緒に考えられる時間と場所として『大阪希望館』は構想されました。」

すごい活動だと思う。前々から名前は知っていたので、支援しなくちゃ、と思っていたけど、これを機に少しでも応援していきたい、と思った。

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今日の放送では、ずっと取材をしていた相手の方が41歳という若さで病気で亡くなるという、観ていて胸がしめつけられる結果となっていた。解雇後、一時期野宿生活を送っていたことが、もともと病いを抱えてた体に負担をかけたのではないか、ということだった。

彼は、中卒という学歴のため応募できる仕事は少なく、希望館のスタッフの勧めに応じて、フォークリフトの免許をとって面接をいくつも受けたもののすべて落ち…でも、「正社員になって、ずっと会っていないお母さんに親孝行したい」と語っていた。

家が貧しかったがゆえに小学生の頃から新聞配達をして家計を助け、定時制高校もお金がなく辞めることになったという。そんな中、彼はどれだけ彼を支えてくれる人に出会えたのか、それとも出会えなかったのか……勝手ながら、いろんな想像をした。

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今、「年越し派遣村」で就職活動費として支給された2万円で、酒やたばこを買ったりしたことが批判されているが、僕には、その批判の意味が全く理解できない。野宿生活を余儀なくされてきた人が、久しぶりに得たお金で少しの贅沢をしたことで、そんなにひどい言葉をぶつけらなくてはいけないのか?

税金だから目的以外に使うなんて、という意見があるが、では、内需拡大を目的として支給された「定額給付金」を、どれだけの人が、その目的に沿ってちゃんとそのぶん「消費」に費やしたのか?お金がありあまっている人にまでばらまかれた2兆円の定額給付金に比べると微々たる金額の、この就職活動費の使い道にヒステリックになる人々の醜悪さよ。それに加担するマスコミの軽薄さよ。

それまで長らく野宿生活をしてきた人が(その中に、様々な障害を持っていたり、健康を害したりしている人、学歴が低い人がたくさんいる)、2万円でどう就職活動すれば、就職できるのだろうか? 「その気になれば、できるはず」という人がいる。なんて社会の仕組みについて無知な発言だろう?

うんざりしつつ、でも、今いる場所で自分のできることを…と、いつもの結論に戻り、自分のやるべきことについて改めて考えをめぐらしている。
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by hideki_sunagawa | 2010-01-27 01:29 | labor/poverty


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