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2009年 09月 02日

黒部ダム

TBSテレビの「百識王」という深夜番組でダムの特集をやっていた。

その中で、黒部ダムの歴史が非常に簡単に紹介され、工事が難航したということも、当時の映像を背景にナレーションの形で語られていた。しかし、なんと、その工事の中で多くの人が命を失ったということが一言も触れられていなかった! なんてことだろう? 電力会社への配慮か?

そのような大工事の中で人が命を失い、あるいは大怪我をしたことが、まるでなかったことにするならば、それは命への冒涜だ。

…にしても、なぜ、「愛国者」は、戦争で亡くなった兵士を「"国"を守ろうとした人」「今の"国"をつくった人」として祀るのに、文字通り物理的に"国"をつくる中で命を失った人を祀らないのか?(まぁ、その人たちが祀って欲しいと思っているかどうかはさておき)。

長い間、産業の土台をつくっていた炭鉱での石炭採掘も、それこそ過酷な労働で、日本が植民地にしていた地域から連れてこられた人も含めて、多くの人が亡くなったことは言うまでもない。


現在、野宿生活を余儀なくされている人たちの中には、高度経済成長期の建設労働の中で怪我をしたり体を壊したりした人は少なくないという。なのに、そのような生活をしている人たちを助ける方法を考えるどころか、蔑む人が多い社会って、なんなんだろう?
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by hideki_sunagawa | 2009-09-02 02:21 | labor/poverty


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