2014年 10月 16日
10月14日、東京大学伊藤謝恩ホールで、READYFOR OF THE YEAR 2014が開催された。 これは、日本最大のクラウドファンディングサイト「READYFOR?」で成立したプロジェクトを対象に、社会的インパクトや意義を基準に賞が与えられるというもの。クラウドファンディングとは、サイトを通して資金を集めるシステム。 今回、僕が出したプロジェクト「同性カップルの『里帰り結婚式』をピンクドット沖縄で実現したい」が、当日会場でのプレゼンテーションの機会をいただいたことから、東京に赴くことに。 成立したプロジェクト480のうち25に賞が与えられ、僕のプロジェクトはソーシャルニーズ部門賞をいただいた。「成立するのだろうか」という不安を抱えながら、必死に取り組んだプロジェクトだったので受賞は本当に嬉しい。 そして、それにもまして、当日、プレゼンテーションをする5つのうちの1つとして選んでいただけたことには、久しぶりに晴れがましい気持ちを感じた。また、様々な活動をしている人たちにLGBT活動のことを伝えられたのは意義深いことだったと思う。READYFOR? を立ち上げた米良はるかさんも、このプロジェクトにとても関心を持っていたというコメントをくださった。 しかし、今回、僕が得た最大のものは、他の人たちのプレゼンテーションに触れたことによってインスパイアされたことであり、その方々と知り合えたことかもしれない。 「気仙沼の高校生が考案!地元食材を活かした新商品『なまり節ラー油』を全国に届けたい」の小川悠さんは、「運動部でも、文化部でもない、地元にちらばる"いいね!"にに気づく、形にする、伝える、新しいクラブ活動 i club」 をされている。将来を嘱望される若者、という表現はこういう人のためにある言葉だなぁ、と思った。 「医療の現場で空間アート『霧はれて光きたる春』を開催したい!」のハナムラチカヒロさん。大阪府立大学の教員でありながら、役者もされているとか。彼のプレゼンテーションからからは、哲学とアートと活動の融合を感じた。こんなに多彩な人がいるんだなぁ、と圧倒された。 「若年無業者白書-その実態と社会経済構造分析-」の工藤啓さんは、「若者と社会をつなぐ支援NPO/認定NPO法人育て上げネット」の理事長を務められていて、『無業社会 働くことができない若者たちの未来 』の共著者。淡々とした雰囲気の中に深く積み重ねられた経験と思想を感じさせる人だった。 「70年の時を越えて、幻の国産車『くろがね四起』復元計画始動!」の小林雅彦さんは、最縁遠い感じの方だが、とにもかくにもREADYFOR?で過去最高の1300万余りを集めた力はすごいなぁ、と思った。 今回、皆のプレゼンテーションを観て、正直落ち込んだ。これまで、プレゼンテーションもスライドづくりもそれなりにできているつもりだったけれど、皆のプレゼンテーションの上手さに圧倒されたのだ。小林さんの話の構成の巧みさ、ハナムラさんのパフォーマンス、工藤さんの飄々とながらも人を惹きつける話し振り、etc. しかし、その一方で、いろんなところで面白い活動をしている素晴らしい人たちがいるなぁ、と感動し力づけられもした。実は、もともととても人見知りなのだけれど、これからはもっと積極的に、様々な人たちと会っていきたいなぁ。 今回、このような貴重な機会をくださったREADYFOR?の皆さんに心より感謝したい。 (当日の様子が MAKE2020にアップされています→ みんなでかなえる1億円プロジェクトも発表「READYFOR OF THE YEAR2014」)
by hideki_sunagawa
| 2014-10-16 20:56
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