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2012年 01月 20日

アンバランスな感じ

数年に一回会う高校時代の友人(女性)が帰省しているというので会った。彼女のご家族が病気をされたことをきっかけにした帰省だったので、そんな話を聞いたり、高校時代の話をしたり、あれやこれや…。もちろん、彼女は、僕がゲイだということは知っている。

というか、彼女は、高校卒業して少し経って、手紙で自分の悩みも含めつつカミングアウトしたのだが、拒絶的な返事をよこした人物だ。僕がカミングアウトした相手で唯一、拒絶的なことを書いた人。なので、なんで、その彼女と今も会っているか、よくわからない面もあるけれど…。


とはいえ、そんな彼女も、「相手の人は東京に置いてきたの?」とか、「東京にいたときと同じ活動をやってるの?」と聞くくらいには変化した。しかし…。

彼女が、僕とパートナーとの関係について、あるいはそれに関する僕の気持ち等について聞いたのは、その一言だけだ。自分自身は、夫との話、子どもの話をさんざんするのに、どうしてなんだろう?かといって、僕に関係する話を聞かないわけじゃない。

僕の親のこと、姉のこと、僕のお腹の手術後のこと(彼女はそのときに見舞いに来てくれた)、仕事のこと、あれやこれや。


けれど、「パートナーと一緒に越して来なかったのはどうして?」とか、「今後はどうする予定?」とか、「寂しくない?」とか一切聞かない。僕の引っ越しをめぐって大きな問題の一つであることは予想つくだろうに。もしも、僕が異性愛者だったら、そうはならなかっただろうということが容易に想像つく。結婚というスタイルをとっていようといまいと。

前も似たような話を書いたが、意識的にしろ、無意識的にしろ、異性愛者が相手のときと明らかに違う形で、パートナーとの関係をめぐる話が回避されることは、僕はとても居心地の悪さを感じる。


もちろん、聞かれたくないという人もいるだろう。しかし、聞かれたい事か聞かれたくない事かは、さりげなく話を振ってみればわかる話だ。また、知り合って間もない相手なら一層慎重になるかもしれないが、この場合は、もはやそういう関係でもない。

同性カップルに関しては、その人がどんなにそのことをオープンにしていても、触れてはいけない事柄だ。オープンにしている相手なら、異性カップルに対する態度と同じ態度で接すればいいだけの話なのに(もちろん、より深い話をしようとする場合には、社会的に置かれている状況の違いという問題も出て来るが…)。


ま、多くの人がそういう風に同性カップルに接せられるようになるまでには、まだまだ時間がかかるのだろう、残念ながら。

僕は、幸い、同じような態度で接してくれる友人たちに囲まれている。そういう友人たちがたくさんいるだけに、たまに、昔のよしみで会うことになる相手には、正直がっかりすることも少なくない。まぁ、それによって、こうして改めて問題を確認することができるのだけれど。

これからは、相手が回避しても、無理にでもパートナーの話や自分のゲイライツアクティビストとしての話をがんがんしていこうかな(苦笑)。
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by hideki_sunagawa | 2012-01-20 04:00 | LGBT/gender


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