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2012年 01月 18日

ご近所さん

近所の橋のそばに、長らく野宿生活を送っている女性(とおぼしき方)がいる。前々から、「台風のときはどうしているのだろう?」「食べるものはあるのだろうか?」等々、気になっている。

しかしその様子から、正直「どれくらいコミュニケーションがとれるのかな?」という印象もあり、また、何か差し出して失礼に思われることはないのだろうか…という気持ちもあって、なかなか声をかけられずにいた。

昨年のクリスマス、実家で過ごした帰り、彼女が普段いるところを通ったので、実家から手みやげ的に持ち帰る予定だった食べ物とケーキをその場所に置いてきた。しかし「これじゃあ、ちゃんと彼女の手に渡ったかわからないなぁ…」という思いが残ったし、「やはり声をかけることが重要なんじゃないか」という気もして、すっきりしなかった。

それは、自分にとって課題のようなものを抱えてるような気持ちだ。これまで野宿者支援に関心を持ちつつ何もできて来なかったことへの反省や、知らない人に声をかけるという自分が苦手としていることを克服したいという思いなどがその気持ちの土台にある。


そして元旦。やはり実家から帰る途中、ばったりその方と出会ったので、手元に持っていた実家からの食べ物を「良かったらどうですか?」と差し出した。そしたら、「はいはい」という感じで、快く受け取ってくれた。なんだか、構えることなくやりとりできたのが、うれしかった。

よく考えてみたら、彼女は、もっともよくみかけるご近所さんだ。隣に住んでいる人より、アパートの最上階に住んでいる家主さんより頻繁に見かける。そう考えると、ご近所さんにおすそ分けするつもりで差し上げればいいんじゃないか、と思った。

もちろん、本当は、もっと制度的にしっかりと支援されるべきだと思うが、それはそれとして、近所の人がその地域に住んでいる野宿者を「ご近所さん」と思って地域の一員と思うことも重要だと思う。きっと彼女も含めた県内の野宿者も支援しているNPO活動もあると思うので、探してアクセスしてみよう。
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by hideki_sunagawa | 2012-01-18 06:13 | labor/poverty


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