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2012年 01月 10日

LGBTニュース紹介01/10

久々にLGBTニュース紹介。

▼NHK紅白歌合戦、レディガガの歌詞の翻訳が問題に


大晦日のNHK紅白歌合戦に、世界的に人気のある歌手レディガガが、収録の形で出演したが、その翻訳に多くの問題があり、ツイッター上などで議論を呼んだ。

「Born This Way」は、米国でもLGBTも大いに励まされたとして評判になった曲。それは次の歌詞による。

No matter gay, straight or bi
lesbian, transgendered life
I'm on the right track, baby 
I was born to survive

ゲイだろうとストレートだろうとバイセクシュアルだろうと
レズビアンだろうとトランスジェンダーだろうと(問題じゃない)
私は正しい道を歩んでいる
私は生き抜くために 生まれてきた

(歌詞と翻訳の引用:gladxx

しかし、紅白では、その歌詞が「性的好みなんてどうでもいい/私は正しい道を進んでいる/どんな困難も乗り越える」と翻訳された。

あちこちで論じられているが、性的なあり方を「好み」と表現されてしまったこと、「どうでもいい」という訳の仕方が、逆に、性的なあり方を主張することと否定しているように読めるといったことは大きな問題だろう。

また、ゲイやレズビアンといった言葉が、公的には使ってはいけない言葉であるというイメージも植え付けることになってしまった。もともとマイノリティを力づける曲であるにもかかわらず、この翻訳のせいで、日本では逆の作用をもたらすことになってしまった。

また、「障がい者」を意識して使われていると思われるdifficulties「障がい」も、困難と訳されるなど、多くの翻訳上の問題が指摘されている。


▼宮崎県青少年健全育成審議会の同性愛をめぐる記述に抗議

「平成23年度第2回宮崎県青少年健全育成審議会の概要」に、同性愛に関連して、無知と偏見に基づく発言が記録されていることがわかり、そのあまりのひどい内容に驚きの声があがっている。「有害図書類の指定について」の議論だが、次のような発言がおこなわれている。

ーーー
A 委員 (略)また、女性リード型の描写が進むとホモセクシュアル的な傾向が出てきて、心理的にノーマルな性交渉が難しくなるんですね。

男性の意識の中で、自分がリードできないんじゃないかと考え、一概には言えないと思いますが、ホモセクシュアルの方にいく傾向が強くなるといわれています。

まさに今日の本の中では、その傾向が出ていたので、青少年の目につく形で普通の本と混在しているのはとても危険だなと思いました。
ーーー

このような同性愛の「原因論」は、全く根拠のないものであり、偏見を増長し拡大させるものと言わざるを得ない。既に、審議会で委員の発言として出されたものを、消すことはできないが、この発言が無知と偏見に基づくものであることを伝える必要があるだろう。

この内容についての問い合わせは、以下の通り(私もとりあえずメールを送りました)

<追記>後日、この問題の記述はサイトから削除されました。多くの人が抗議の声を寄せたのだと思います。ということで、こちらに掲載していた問い合わせ先も削除しました。



▼ジャマイカの新首相、LGBTの人権保護を明言

今年年始からの就任となるジャマイカの新首相ポーシャ・シンプソン=ミラー (二度目の就任)が、「性的指向によって差別されてはならない」と明言し注目されている。

もともとジャマイカには、同性愛行為を違法とする法律があるが、彼女は、同性愛者の人権が守られるべきとも発言し、内閣に同性愛者が入ることも認める、とも語っていることから、今後、LGBTをめぐるジャマイカの状況が改善されるのではないか、と期待されている。


▼ハワイ州、デラウェア州で、シビルユニオン施行

今年に入り、米国ハワイ州とデラウェア州で、同性カップルのシビルユニオン(パートナー関係を保証する法律)が施行された。また、ワシントン州も知事が「結婚の平等化」(同性婚の認可)を認める発言をおこなっており、近いうちに同性婚が実現するのではないかとみられている。

近年、同性間のパートナーシップを法的に保護する動きは、米国内やヨーロッパだけでなく、中南米でも広がりつつある。
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by hideki_sunagawa | 2012-01-10 05:58 | LGBT/gender


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