2011年 12月 13日

こだまでしょうか、いいえ、誰でも。

昨日、あるゼミに招かれて、セクシュアルマイノリティに関連して話をしてきた。講演とか講義というより、「お話してきた」という感じ。とてもいい雰囲気のゼミだった。皆、真摯で真面目で温かくて。

今回招いてくださった、このゼミの先生に初めてお会いしたとき(先月の上映会&トークに来てくれた)、「わ、なんて柔らかい、包み込むような雰囲気の人なんだろう?」と思って驚いたのだが、今回、ゼミ生たちに会って、まさにこの先生のゼミだなぁ…と感じた。

こういう場に来ると、話す方も熱が入るし、安心して自分自身の経験を語れるので、より深い思いを伝えられるような気がする。


終わってから、ふと、大震災の後に、テレビでひっきりなしに流れていた公共広告で使われていた、金子みすずの詩を思い出した。

「『遊ぼう』っていうと『遊ぼう』っていう。『馬鹿』っていうと『馬鹿』っていう。……『ごめんね』っていうと『ごめんね』っていう。こだまでしょうか、いいえ、誰でも。」

毎日毎日、うんざりするほど繰り返されていた当時のCMは、あの頃の大震災の映像や、東京のどんよりした雰囲気を思い出すので、好きではないのだが、ここで言われていることは、わかる気がする。

ある態度が、それに触れた人に影響して、またそれが自分に返って来たり、あるいは他に伝播したりということはあるよなぁ…と。


全ての問題に対して「人間関係における問題の解決は、自分が変わること」というアドバイスをするのは違うと、僕は思っているのだが、コミュニケーションの一つの心得として、「自分の態度が相手の態度に影響する(ことが多い)」ということは、頭においておくのは悪くないだろう。

もちろん、そう分かりつつも、摩擦や衝突の経験や「馬が合わない」的な感覚から、柔らかい態度で接するのは無理!って思うことも少なからずあるけれど…。


もともと、カッとなりやすいタイプだけれど、こうして色んな出会いの中から学び、自分を成長させていけるといいなぁ、と思った。人は常に成長できるものだから。
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by hideki_sunagawa | 2011-12-13 06:10 | Diary


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