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2011年 12月 04日

つながるカミングアウト

昨日、沖縄を訪れているFtM(Female to Male:もともと体は女性だが、男性の性自認を持っている人)のお子さんを持つご両親二組と食事をする機会があった。

一組の方々には、東京で大変お世話になり、大変なときに支えていただいた。もう一組のご両親には今回初めてお会いした。このお二組の結びつきの経緯をうかがって、カミングアウトをめぐって、いろいろ考えるところがあった。


二組の関係は、今回僕が初めてお会いしたお母さん(Aさん)が、自分のお子さんがFtMであるということをある会で話をし、その会に属していたもう一方のお母さん(Bさん)が、それからしばらくして、自分のお子さんからやはりFtMであるということを聞くことになり…という興味深い偶然のつながりから始まったという。

そして、BさんはAさんに相談するようになり、その中でずいぶんと支えられたと。

もしも、Aさんがその会で自分の子の話をしなければ、Bさんはすぐには相談相手を見つけられなかったかもしれない。さらに元をたどれば、Aさんのお子さんがご両親に話をしなければ、そういうつながりもうまれなかった(性同一性障がいの場合、言わずにい続けることは難しいが…)。


それは、ゲイやレズビアンでも同じことが起こりえるだろう。よく、「カミングアウトは、自己満足」という言い方がある。そういう面は確かにある(しかし、自己が満足することはいけないことだろうか?また、多くのことはつきつめれば自己満足ではないのか?)。

また、それぞれ自分が置かれている状況を冷静に判断しつつカミングアウトしなければ困難な状況に追いやられることもある以上、するかどうかはそれぞれにしか決められない。しかし一つ言えることは、カミングアウトが、つながっていって、誰かの支えになるかもしれないということ。もちろん、そのためには、カミングアウトを受けた側も話せるような環境が必要だ。

僕がわざわざ公にゲイであることをオープンにするのは、そういう環境をつくれる一助になればと思ってのことだ。結果どうなるかはわからないけど、沖縄で、これから自分自身のあり方に気づく若いLGBTが「そういえば、自分のことを公にして堂々と生きててる人がいたなぁ」と思って、少しはほっとするような、そんな風になるといいのだけれど。
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by hideki_sunagawa | 2011-12-04 06:14 | LGBT/gender


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