2011年 11月 28日
▼映像によるキャンペーンが評判に オーストラリアのGetUp!という非営利団体が公開した映像が評判を読んでいる。この映像は、ある男性の恋の始まりからプロポーズまでの様子を物語にして描いているもの。 プロポーズまで、相手の目線で描かれ、その相手が登場しないところがポイントだ。この映像のタイトルは、「It’s time(今がその時)」となっているが、何をすべき時なのか、は最後にテロップが…。 GetUp!は、様々な重要な社会的問題に関して、人々の意識を喚起する活動を展開している草の根団体で、いずれの政党から距離をとりつつ、経済的公平性、社会的正義を実現した国会が実現していくことを目標にしている。 GetUp! 「It's Time」 ▼ 米国がロシアの反同性愛法を批判 米国の国務省が、同性愛を公にすることに罰金を科すサンクトペテルブルク(ロシア)の法案をめぐって、厳しく批判する声明を発表した。 「同性愛者の権利は人権であり、人権とは同性愛者の権利でもある」と、国務省は発表し、国務長官であるヒラリー・クリントン氏がその宣言を繰り返した。また、米国がこの問題について非常に懸念しているとも述べている。 この法案は、「同性愛、バイセクシュアル、トランスジェンダーなどのアイデンティティを未成年者に対して勧める公的な行為を行う個人や団体」に罰金を科すというものだが、サンクトペテルブルクでは、今年開催されたプライドパレードでも、アクティビストを逮捕しており、このような行動を包括的に禁止する狙いがあるものと見られている。 また、何が未成年者に対して「勧める」行為として判断されるか曖昧であり、世界のLGBTグループが抗議の声をあげている。 AFPのニュース(英語) ▼英国の教会が、HIV陽性者に対し「神の力で治る」とアドバイス 英国の福音派系の教会で、HIV陽性の信者が、神の力によってHIVを治すことができると言われていたことがSky Newsの取材によって明らかになり、問題になっている。 Sky Newsが、the Synagogue Church of All Nations (SCOAN)という教会に、三人のHIV陽性のスタッフを送り、潜伏取材をおこなったところ、いずれの人物も「治る」と牧師に言われたという。 スタッフは、水を顔にスプレーでかけられ、大きな声を浴びせられていた。それにより、悪魔を追い出すことができる、嘔吐や下痢が続くことは、悪魔が出て行く兆候と言われていた。 薬を飲むことを止めるようにアドバイスを受けることも人もおり、そのために亡くなった人もいることが指摘されているようだ。 Pink News の記事(英語)
by hideki_sunagawa
| 2011-11-28 06:20
| LGBT/gender
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