2011年 10月 26日
先日、友人カップルが、北中城村(きたなかぐすくそん)屋宜原(やぎばる)にあるイタリアンレストラン「The Rose Garden」に連れて行ってくれた。 米軍基地が近いこともあって、客には米国人らしき人も多い。 しかし、結構高齢の女性たちの集団や、スーツ&ネクタイを着用している(沖縄では珍しい!)会社員もいたりして、とても雑多な雰囲気に満ちている。それがまた魅力の一つとなっているようだ。 食事のメニューもバラエティに富んでいる。イタリアンということで、ラザニア等もあったりするが(ラザニア大好き!<しかも友人によると美味しいらしい)、ステーキやハンバーグなどもあって、いわばアメリカ風イタリアンレストランという感じ。 僕は、ラザニアにも惹かれつつ、色々食べてみたかったので、ハンバーグと海老フライの乗ったプレートを注文した。 海老フライは、大きく立派なエビではないが、開かれたエビがカリッと仕上がっていて美味しい。尻尾も香ばしくあがっていた。 ハンバーグもきっちり作っている印象。高級な味とか、とても特色のある味とかではないのだけれど、僕の口にすごく馴染む好きなハンバーグだった。 このボリュームなので(最初にトマトスープも出て来たし)、食べ終わったら結構お腹いっぱいになって、「若い頃に比べると食べる量は格段に減ったよねぇ…」と友人と語り合ったりしていたのだが、友人が注文した別メニューについてきたデザート「ブレッドプディング」を味見させてもらったらおいしいもので、ついつい単品で追加注文してしまった。 食事についてきた「ブレッドプディング」は冷やされたものだったけれど、店員が「食事について来るものとは、ちょっと違うんですよ」と言いながら出した単品注文のものは、温かかった。 どちらも美味。見た時、「生クリームはよけいじゃない?」と思ったけれど、甘すぎず重すぎずいい感じ。マグカップに入ったコーヒーは、食事についてきたもので、おかわり自由。「アメリカン」な薄めを、たっぷり飲むという感じ。 店内の雰囲気も素敵だった。そして、フロアーで働いている女性たちに年配(年長の人は50代後半くらい?)の人がいるのが、僕は気に入った。沖縄で古くからあるレストランにはそういう店が多い(食堂は言わずもがな)。 チェーン店のファミリーレストランなどでは、男性スタッフもいるにしても、全体的に「若い女の子がいいでしょ」という異性愛男性中心の価値観が垣間見えて、「気持ち悪いななぁ…」(その価値観が)と思っているので、そういう色んな年代の様々な雰囲気の人が働いている感じにほっとする。 こういう地元のレストランや食堂などの場の持つ雰囲気は体に染み込み、感覚の一部となっていく。「沖縄文化を守ろう」という話が声高に言われるとき、この雰囲気や場のあり方は、その「文化」と呼ばれるものの中に含まれることは基本的にないけれど(つまり、集団の中で象徴的に意識化される「文化」ではないけれど)、ある意味、それこそ文化なんだよね、と思ったりする。 ま、結局、どちらも変化は免れ得ないけれど、僕は、やはり後者に愛着を持つタイプなので、なんとか長く続いて欲しいなぁ、と思うのであった。早くペーパードライバー脱出して、自分でも時々行けるようにしなくちゃ(と、またペーパードライバーネタで、了)。
by hideki_sunagawa
| 2011-10-26 06:08
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