2011年 10月 18日

琉球近代史に思いをはせつつ

▼琉球王国の解体

昨日、那覇歴史博物館へ足を運んだ。現在開催されている「琉球国王尚家の人々〜生みを渡った宝物〜」という企画展が明日(10月19日)までなのだ。

「タマンチャーブイ」と呼ばれる王冠や、古い衣裳を見たいなぁ…と思って向かったのだが、色々な資料を見つつ、昔どこかで読んですっかり忘れていた琉球の近代史を思い出すことができた。

1872年 尚家第19代の尚泰が、詔(みことのり)を受け藩王に。
1879年 琉球藩が廃止され沖縄県が設置される(いわゆる琉球処分)。それにともない、尚泰は、政府の命令により東京に移り住むことに。

ちなみに、1854年(日米修好通商条約の4年前)には琉米(修好)条約が締結されるなど、琉球藩設置や琉球処分までは、薩摩藩の支配下にありつつも、王国としての独立性も保たれていた。東京に移り住まわされた後、尚泰は侯爵を授けられるが、それを彼やその周りの人たちはどのように受けとめたのだろうか…。


▼東京に渡った宝物

しかし、尚家の人たちが東京に強制移住させらる中で運ばれた宝物の多くが、そのおかげで戦火を免れたというのはなんとも皮肉な話だ。

金、銀、碧玉、水晶、珊瑚など7種類の玉が24個ずつ288個施されているという王冠は、冠としては一見地味に見えるが、迫力を感じさせるものがあった。

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国王の冬用の礼服で、唐御衣裳などと呼ばれる衣裳も重厚さを感じさせるものだった。

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▼那覇市歴史博物館

しかし、それにしても…平日ということもあるだろうが、この日の那覇市歴史博物館はとても閑散としていた(まぁ、おかげでゆっくり見れたけれど)。「パレットくもじ」の中にあるので、交通の便もいいし、大人300円と安いんだけどなぁ(障害者手帳を持っている人は、引率者一人も含め無料らしい)。まぁ、とてもこじんまりとしてるけれど、そのぶん逆に気軽に足を運べると思う。

過去の企画展のパンフレットもたくさんあって、どれも興味深いので、おもわずたくさん買ってしまった…ああ、お金が…(汗)。

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ま、その時々の企画によって、関心持たれやすいものそうでないものいろいろあると思うけれど、地元の人も観光客もぜひ一度足を運んでみてください。
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by hideki_sunagawa | 2011-10-18 06:55 | Okinawa


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