2011年 09月 08日

沖縄再発見(植物編)

沖縄がらみの話、訪問者数からみると、あまり興味をもたられていないようだが、何人の方からはメールをいただいたりして、関心を持ってくれる人は持ってくれるんだなぁ…という印象。


▼沖縄再発見

僕が沖縄を見る感覚は、半分はそこに育った者としてのもの(自分が幼い頃にあったものがそのままあるのを見たときに、当時のことを思い出す感覚とか、街の雰囲気がなじむ感じとか)だけれど、半分は、東京の生活に慣れた者のものだ。a0137527_19141827.jpg

思い返せば、沖縄を離れて年数が経てば経つほど、沖縄にいたときには気づかなかったものに気づくようになった自分がいる。

空の色の違い。夏の雲の低さ。夏でも、風が吹けば気持ち良く、すごしやすいこと。どれも、東京で経験したものと比較するからこそ、気づき、印象深く感じるものだ。

そして、毎年1〜2回帰って来る間に、少しずつ興味を持つようになったものに、沖縄の植物がある。

これは、東京にいる間に植物に興味を持つようになったことが土台としてあって、やはり、東京などの他の地域との違いをはっきりと認識する中で生じてきたもの。


▼街の木々

もちろん、沖縄らしい植物といえば、「ガジュマル」や「フクギ」、「デイゴ」等の自生している樹a0137527_19144027.jpg木を思い浮かべるが、街路樹として植えられている「外来植物」も、東京などとはだいぶ違い、目をひく。

最初の二つの写真は、近所の駅の近くに植えられているゴールデンシャワーとホウオウボク(たぶん)。

ゴールデンシャワーはインド原産でタイ王国の国花、ホウオウボクの原産はマダガスカル島らしい。


▼地元の人による再評価

しかし、僕が引っ越して来て、一番関心を惹かれたのは、まさに、沖縄で昔から使われていた植物、サンニン(=月桃:げっとう)だ。

サンニンの葉は、ムーチーと呼ばれる餅を包む葉として有名だが、最近は、その独特な香りと殺菌力a0137527_1938162.jpgにより、石けんやオイルなどに加工されて使われるようになった。月桃紙もつくられている。

おそらく、そのように製品化されることで、地元の人のサンニンへの関心も高まったのだろう。

以前よりも庭先などで見かける頻度が高くなった(右の写真は、5月〜6月頃に咲くサンニンの花)。

けれど、そのように「役に立つ」植物でなくても、沖縄の植物を再評価する動きが盛んになるといいなぁ、と思う。ガジュマルは今でもあちこちでみかけるが、県花であるデイゴは以前よりめっきり減ったような気がする。


▼ヤシの木よりも

しかし、沖縄の街路樹(特に大きな道路の中央分離帯などに)使われがちなのは、ヤシの木だ。もしかしたら、メンテナンスが楽などの関係もあるかもしれない。しかし、ヤシの木は背が高くなり過ぎて、存在感があるようなないような感じだし、どうも「どっかのマネ?」感がぬぐい去れない。

観光を基幹産業と呼ぶ(そして実体もそう)な沖縄なのだから、街路樹などには工夫が欲しいなぁ、と思う。もともとあった植物も、南からやってきた植物もうまく使いつつ。


▼ワイルドな植物たち

とはいえ、実は、僕が一番沖縄の植物で驚いたのは、そのワイルドさかもしれない。思いがけないとから生えて茂っていたり、庭先の木がこれでもかというほど繁茂していたり。東京では、品良く「観葉植物」として室内にあるような植物が、沖縄では、街中で違う植物のように大きくなっている。

もちろん、細やかに手を入れているような庭木もあるが、半ばなすがままになって、元気に枝葉を伸ばしている木々を見るのも心地良い。東京とは違う、植物との付き合い方が見れるような気がする。

ちなみに、最後の写真は、我が母校の校舎を覆うブーゲンビリア。すごい…(笑)

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by hideki_sunagawa | 2011-09-08 19:15 | Okinawa


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