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2011年 03月 01日

引っ越しへ向けて

住む部屋を決めるため、数日那覇に滞在していました。部屋探しが難しいのは、東京でも経験しているけど、やはり、なかなか決められず、結局決断したのは出発日。まぁ、これから審査があり、正式契約なので、どうなるかまだわからないけど…。

最近、沖縄で賃貸物件を借りるときには、連帯保証人の他、家賃保証会社への加入も必要とされているらしい。後者は、もともとは連帯保証人の代わりのはずだが、沖縄では両方必要だとか(他の地域でもそうなりつつあるのかもしれないけど)。

で、後者が連帯保証人の審査をすることになっていて、「この保証人ではダメです」と言って来る。当然、後者にも契約時にお金を払う(家賃の8割)。何か変だ。どうも腑に落ちない。


色んな人が指摘していることではあるが、単身者や高齢者、貧困層が(それらは往々にして重複しているわけだが)増えている状態で、日本の住宅問題はますます大きな問題となっていくだろう。ちなみに、住宅問題に関してよく指摘されることだが、ヨーロッパでは、住宅は社会保障の基本と考えられるようになり、賃貸における公営住宅の占める割合が高いという(半数以上という国も少なくないようだ)。

生活保護も含めた社会保障費が増大する中、さらに社会保障を拡充するのは財政的に無理という考え方もあるだろうが、公営住宅を拡大したほうが長期的な視点では財政上もよさそうなのだが…。


そんなこんなことを考えた部屋探しだったが、個人的な話としては、不動産屋さんの印象がとても良く、それだけで、これまでの東京での部屋探しよりだいぶ気分は楽だった。

しかし、「本当に引っ越すんだなぁ」と思ったら、色んな思いが去来。特に、物件まわりで、かつてずっと住んでた近くを歩いたとき、懐かしさとともに、暗い感情も沸き起こってきた。その付近は、沖縄を離れた後も何度も訪れている場所だけど、沖縄に戻るという前提で身をおくと、複雑な心境になっていた。

故郷は、もちろんたくさんの楽しい思い出を重ねた地でもあるが、自分がゲイであることをめぐる葛藤や、DV家庭としての問題、家の経済的な困難さがあったことで、その地で、暗い思いをつねにくすぶらせていたのも事実。それも、沖縄を離れた一つの理由だろう。

そして、それらの問題もだいぶ解決したので(とはいえ、他の新しい問題も含め色々あるけれど…)、戻る気持ちになったのだが、場所というのは、そのときの気持ちを呼び覚ますんだなぁ、と思った。そう、記憶や感情というのは、自分の中で籠っているものではなくて、人や場所やいろんなものとの間の中で生起するものだ。

僕はこれから、東京で培った力と、両方の土地でできた新しい人間関係をもって、過去のネガティブな思い出を塗り替えて行くのだろう。本当に、新しいステージが始まるんだなぁ。
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by Hideki_Sunagawa | 2011-03-01 10:52 | Okinawa


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