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2010年 08月 18日

東京プライドパレード

8月14日(土)、第7回東京プライドパレードは、無事に幕を開け、盛況のうちに幕をおろしました。始まってしまうと、あっという間。終わって振り返ると、夢を見ていたかのようです。

公式発表で、歩いた人は2300人、沿道応援700人、会場だけの参加者1500人、ボランティア180人。4500人以上の方が参加してくださったと考えています。会場だけの参加者は、当然ずっと留まる人だけではないので、もっといたかもしれません。

本当に、参加してくださった皆さん、支えてくださったスポンサーの方々、ボランティアの仲間たちに心から感謝を。どうもありがとうございました!

書こうと思うと、山のように書きたいことはあるのだけれど、また気が向いたらおいおい書くとして、印象に残っていることをいくつか。

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<広場>

今年はブース出展が多くて、しかも、ゲイビジネスやレズビアングループ、FtMの人向けの雑誌などのLGBT当事者によるものだけでなく、いわゆる「一般企業」もたくさん出展してくれました。その一方で、THE BIG ISSUEやアムネスティインターナショナルなど、より広く社会問題に関係しているグループも。

グローバルな金融機関も、THE BIG ISSUEのような野宿者支援をおこなっている団体も同じ広場で出展している、というのは、僕はいい形だと思っています。どちらにもLGBTはいるのですから。


<パレードウォーク>

そのいくつかの金融機関にまたがり存在しているLGBTネットワークが、大きなバナーを高く掲げてパレードに参加しているのが印象的でした。また、お揃いのTシャツを来て歩く、地方からバスで乗りつけたブラジル人グループの人たちの明るさも目立っていました。そうやって、グループで、その存在をアピールしながら歩く人が増えると面白いよなぁとしみじみ。

毎回、歩くときにわくわくするのは、沿道から応援してくれる人が手を振ってくれること。友人の顔を見つけるとうれしいし、知らない人が手を振ってくれるのも楽しい。

「沿道からの応援を充実させなきゃ」と言って、沿道からの応援にまわってくれている友人Kさんと、僕をいつも支援してくれている恩人Wさんの二人が大きな旗をふって応援しているが目立って、素敵でした。きっと後続の(僕は先頭だったんだけど)人たちもうれしかったんじゃないかなぁ。

自分が歩き終わった後は、入り口付近で出迎えていたんだけど、皆楽しそうな顔をして帰ってくるのが印象的でした。「あ、この人も歩いてたんだ」と思う発見もあったり。元気になれるパレードって、貴重な存在だな、と実感。


<ステージ>

今回は、ステージも一層にぎやかに。"みんな"でブラス!も昨年より格段に人数が多くて迫力があったし、何より、ミュージカル「RENT」のキャストが14人も出演してくれて、名曲「Seasons of Love」を(&米倉利紀さんがさらに一曲を)歌ってくれたことや、中西圭三さんがミニライブをしてくれたことで、とても豪華な雰囲気に。

中西さんはMC僕の名前を出してくれ、Ally(支援者)として参加することの意味を語ってくれました。感動。

その後、エイサーの演舞。僕もここ1年くらい関わってるグループなので、色んな思いを持ってみていました。最後のカチャーシーでは、挨拶で登壇した後に舞台裏でずっと見ていてくださった社民党の福島党首に引っ張り出されて、舞台上で踊ることに…下手なので恥ずかしかったけど。今ではいい思い出(苦笑)。

最後の挨拶、「今回は泣かない」と決め、話始めは「意外と大丈夫そう」と思ったけど、ボランティアを紹介するためにふと振り返ったら、そこにすごくたくさんのボランティアがいて(しかも、一部は業務上会場に残っている)、それを見た時に、うわっとこみ上げるものがあって、やっぱり涙で言葉をつまらせてしまった…お恥ずかしい。

でも、今でもそのときのボランティアの姿を思い出すと涙がにじみます。


<ボランティア>

パレードのボランティアは、本当にハードワーク(その状態は決して良くないので、なんとかしなくちゃと思い続けてきたのだけれど、僕は改善できないままでした)。実行委員は朝6時に集合、当日ボランティアは朝7時。それから最終確認などをしたあと、ブース設営。そのためにテントを立て(テントの足一つ一つの上に置く一つ40キロの重りも運び)、机や椅子を運び入れ…というその作業の大変なこと。

そして、すべてが終わって、疲れている中、またそれを片付けるのでした…。そんな作業をみんな一生懸命、文句も言わずにやってくれる。イベント中の仕事には、地味だけどつらい仕事もたくさんあるし。なので、もし、これを読んでくれている人のまわりにボランティアをやった人がいたら、「おつかれさま」と声をかけてあげてください。


<そこにいない人のこと>

僕が、パレードの準備に関わる中で、何度も思い出したのは、パレードの継続に尽力した親友のがんすけと、"みんな”でブラス!の担当を続けていたRalphさんのこと。二人とも前回のパレードの年、2007年に30代の若さで亡くなりました(Ralphさんはパレードの前に、がんすけはパレードが終わってから)。

僕は、その二人も一緒にパレードをつくってくれていると思ってやってきたし、当日も見守ってくれていたと思っています。

また、これまでパレードに参加した人で、また参加したいと言ってくれながら、今はこの世にいない人もいます。僕が知らない人にもそういう人がいることでしょう。そんないろんな人の思いをバトンにして継ぐために、僕は前回のフェスティバルから、自分の生活をなげうってがんばってきました。そしてようやく…

もともと、次回は、パレードではなくフェスティバルの予定(パレードとフェスティバルを隔年で交代で開催という予定)だし、パレードを続けるのはとてもとても大変なことなので、もしかしたら、また休みを挟むときもあるかもしれません。でも、バトンは確実に継がれたと感じています。

バーやクラブといったところとの協力関係を維持しつつも、今回意識的におこなった、より広い社会との関係性づくりを継続してもらえるといいなぁと思っています。

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なんだか、結局概観みたいな報告になっった…
他にも印象に残ったことはいろいろあるので、また改めて(たぶん)。

あ、映像は静止画、動画ともに、「フツーに生きてるゲイの日常」がすごく充実しています。
http://akaboshi07.blog44.fc2.com/blog-category-107.html
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by hideki_sunagawa | 2010-08-18 09:34 | LGBT/gender


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