2010年 04月 28日

パレード

久しぶりに、僕が編集した本『パレード〜東京レズビアン&ゲイパレード2000の記録』(ポット出版)を開いてみた。10年前かぁ…と思いつつ。

そこには、2007 年に亡くなった大親友のがんすけの写真や文章、語った言葉もある。初代の新宿二丁目振興会会長で東京レインボー祭りを始めた故川口昭美さんの写真と座談会のときの言葉も。二人とも僕の同志のような存在。

他にも、翌年のパレードを待たずして亡くなられた方の、2000年のパレード参加の感想なども掲載されている。その後、2005年〜2006年のときにパレード実行委員としてがんばってくれたRさんも亡くなった。

今年またパレードに臨む僕らは、そんな人たちの思いのバトンを引き継いでいる。そして、またそのバトンを誰かが受け取ってくれることだろう。

出会った人たちのことを思い出しつつ、自分のこの10年を振り返り、色んな人に支えられて来たことのありがたさを噛みしめている。今もいろんな人に支えられている。また最近、素敵な人との出会いもあった。ああ、僕は出会いに恵まれているとあらためて思った。

だからこそ、自分のできる形で、その出会いへの、その人たちへの感謝の気持ちを社会へ向けて返していかなければ、とも思っている。つらいことがあるとついついその思いを忘れがちだけれど…(パレードまでの間には、まだまだいくつも越えなくてはいけない壁もあるし…)。

2000年のパレードのとき、僕は「コミュニティへの恩返し」とよく言っていたけど、その思いは今も変わらない。でも、変わったのは、そのときに言っていた「コミュニティ」という言葉のイメージよりもその範囲が大きくなったことだ。

僕にとっては、パレードは感謝の表現なのだと思う。それは僕一人の勝手な思いだけれども、パレードに参加したり、何らかの形で触れられた人が、自分が存在できることに対しての感謝したくなるような気持ちを体感できる、そんなイベントになるといいなと思う。
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by hideki_sunagawa | 2010-04-28 10:35 | Diary


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